団長、私も署名活動に参加させていただきましたよ。
仰せの通り、確かにそれは小さな力なのかもしれません。
だけど、たとえこれで何も変わらないとしても、そういった気持ちが大事なんだと思います。
XGの世界って、現代の社会が忘れようとしている「思いやり」みたいなのが、あちらこちらに散りばめられていると感じています。
そしてその多くは、運営やシステムではなく、プレイヤーによって成り立っているところが特色です。
「向こう三軒両隣」と、昔はよく言われたようです。
だけど現代社会は、今でも社会そのものを変わらず人間が構成していることすら忘れてしまい、効率や利益などの損得勘定にばかりとらわれてしまっています。
そんな中を生き抜く我々がなぜクロスゲートを愛するのか。
それは、そこに人間本来の優しさがあるからではないでしょうか。
「募集してたら目の前に」とか、「看護婦クリックしたらお金を拾った」とか。
XGの無人販売なんて、田舎でよく見る野菜の無人販売そのものじゃないですか。
「あなたを信頼しています」という、日本人・・・いや、人間が古来から持ち合わせているはずの美徳の概念です。
ちょっと話はそれるかもしれませんが。
XGとコンチェルの話を比べてみて、なんとなく頭に浮かんだことがあります。
それは「キャブ車とインジェクション車」です。
このへんはリーダーくらいしか理解してもらえなさそうですが。
キャブ車はもたついて、ドンついて、気圧や気温には左右されるし、すこぶる調子がいいと思ったら翌日はものすごく悪い。
調整しようと思ったら、バラして中のジェットを取り替えて、またそれで走ってみて・・・。
ああ、もうめんどくさいなー!もっと楽にしてくれよ、と、我々は不満を漏らします。
そこでインジェクションの登場です。
これは優秀。どんな気温でも気圧でも、コンピュータが自動補正した最適な空燃比。
少しくらいスロットルを無茶に操作しても、ちゃんとついてきてくれます。
油温が低いときはアイドリングを上げてくれ、見た目も油にまみれてなんかなく、スッキリとしたキレイな箱の外観。
だけどね。
味がないんです、そういうのは。
最初はいいんですよ。・・・見た目がよくて、しかも楽で。
でも、飽きます。
誰だって使えるから、どんなヘタレでも扱ってしまいます。
そしてヘタレが扱う高度な技術は、時として大きなリスクを生み出すのです。
と。
ま、そんな感じを受けたのですが。
これも時代の流れ、というヤツなんでしょうか。
そして我々は、それに従うしかないのでしょうか。
・・・あれ?
大げさすぎます?
んー・・・。
じゃ、ま、いっか。